理不尽な「笑ってる場合じゃない」

今日は、この言葉を2度聞いた。2度とも仕事場であった。

1度目は向かいの島から。2度目は背後の島から。島とはデスクの島のこと。

向かいの島から聞こえてきた「笑ってる場合じゃないよ」は、ある2人が仕事の話をしていて、一方がその相手に言った言葉。

背後の島から聞こえてきた「笑ってる場合じゃない」は、ある2人が雑談をしていて、風邪っぴきになったらどうしよう、風邪ひかない様にホント気を付けなきゃ、という意味で一方が自分で自分に言った言葉。

「笑ってる場合じゃないよ」と、時々聞くこの言葉。

なんだか変な気がして仕方がない。

私はあまりこの言葉を使わない方だと思うが、心の中で他人に対してそう思ったことはある。でも口には出さない方だ。

しかし、この言葉を殊更に強調して自分の考えに対する相手の様子の温度差にクレームを付ける人がいる。

なんだか最近、こういう風に他人を批判する人を見ると、ば~っかみたい、と、思ってしまう。失言かしら?

 

例えばだ。あくまで例えば、の話。

例えば、私が働いている会社、実は偽札を作っている。(例えば、である。偽札でも遺伝子組み換え食品でも何でもよい、軟な製品、そういうものを作っているとする)会社でなくてもいい。家庭でも、喫茶店でも、例えばである。

入社してから知ってしまったのだが、一応今も勤務している。

私は偽札製造には反対なので、近いうちに会社を辞めようと思っている。社会にとって、人間にとって、大切な事は何かを真剣に考えているのだ。

ある日、私は仕事中にミスをしてしまった。そこで、先輩であるAが私のミスを物凄い剣幕で避難した。Aは日々偽札を出荷する担当だ。

私は、勿論仕事は真剣にしているし、ミスも故意に生じさせた事ではないが、場が暗くならないようにAに笑顔を見せた。

そんな私にAが「笑ってる場合じゃないよ!」と、怒声を上げた。そこで思わずムッとした私。思わず、はぁ~?と内心怒りが込み上げた。

何が「笑ってる場合じゃない」のか? 偽札作りがどういう事なのか考えもせずに、平気で偽札作りして、平気で世間に偽札を使わせて、そんな事を気にも留めていないヤツが何を言う?!

ちゃんちゃらおかしい。

正しいのはどっちなのかよーく考えてみてくれ!いや、考える程でもないが。

「笑ってる場合じゃないよ」って、言ってる人が自分の感情を吐き出しているだけじゃないか。

いっその事、笑ってしまえー!

と、思う時がある。

「笑ってる場合じゃない」って言ってる本人、言われてる方が真実を知っているってことだってあるのだよ。真面目に考えていることだってあるのだよ。

アホなことを言わないでくれ。

 

ちょっと違うけど、岸辺のアルバムを思い出しちゃった。

ある日、家族のそれぞれの事情を知った息子(息子役の国広富之さん)が逆切れして暴れ出す・・・

*ドラマ挿入歌。動画はお借りいたしました。ありがとうございます。

 

 

真実を知っているからこそ笑える事だってあるのだ。

世の中そんなに浅くない。

 

今日の一句

上司って お金と正義 どっちが大事?

 

小説「時の朱色」掲載中 こちら→ http://iris-wildrose.com/novel