くやしい夜に夜更かし

わたしの職業はケーキやさん。というのはウソだけど。

今日の仕事はスポンジの上にたっぷりとクリームを塗ることだった。

冷蔵庫からクリームが入った大きな容器を取り出し、へらでクリームをすくった。

 

ところが!

 

クリームは固まっておらず、とろとろのままだ。

 

なんてこった!

 

これではスポンジにぬりぬり出来ないではないか!

わたしは、クリームを作る担当のへちまさんに言った。

「このクリーム、固まってないわ」

そしたら、へちまさんはちょっと困った顔をして、作り直してみる、と言って私の手からクリームが入った大きなボールを引き取った。

しばらくしてから へちまさんはわたしにクリームの入ったボールを渡し、

「これを使ってみて」と、言った。

わたしはへらをそっとボールの中へ入れてみた。クリームはさっきよりは固まっていた。

けれどもいざスポンジにぬりぬりしようとすると何故かとろとろと流れ落ちてしまう。

わたしはもう一度へちまさんの所へクリームを持って行った。

へちまさんは困った顔をしてクリームを見詰めた。そして、

「どうして固まらないのか分からないわ。マイスターに訊いてみる。」

と、言った。

しかし、マイスターは今日はケーキ会議で留守であった。わたしもへちまさんもマイスターの戻りを待つことにした。

しばらくして、伝言を聞いたマイスターから電話が入った。

へちまさんが状況をマイスターに話し始めた。

その途中で聞こえてきた言葉。

「なんか、れもんさんがまちがってクリームを作ってしまったみたいで」

 

え?8-O

 

わたしは自分の耳を疑った。

 

なんで? :-x

 

へちまさん何言っちゃってるの?

わたしのせいにした?

 

よね?

 

なんでーーーーーー?:cry:

 

わたしじゃなくて、へちまさんが作ったクリームじゃ~~~~~ん!

むかっ!:evil:

へちまさん、ずるいわーーーーーーー。

頭に血が昇っちゃうぅぅぅぅぅ~~~

でも、

黙ってその電話を聞いていたわたし。

へちまさんは普通に電話を切った。

マイスターからは、また電話をするという返事だったそうな。

わたしの心はぷちぷち泡立っていた。

へちまさん、汚い。

わたしは、他の仕事に取り掛かった。

内心・・・

あーあ、その場でへちまさんに抗議すればよかったな。

と、思った。

でも、わたしら大人。

こういう時、どうしたらいいのかすら?

 

もーーーーーー

へちまのくそ〇〇〇~~~:-x

 

と、心の中で叫んだ。

 

大人の対応ってどんなぁ~~~?

 

今日の一句

あきれても 顔に出したら 負けかしら?

 

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