マリア様の国を旅し、お殿様の国で暮らし思うこと 朝の席取りより・・・ 

昨日の金曜朝の事だった。通勤途中で乗り換える電車は始発電車だ。乗り換えの電車は隣のホームに入って来るので電車を降りてからホームの列に並ぶ為になるべく早く移動する。都内の様なラッシュはないので座れる事は多いのが幸い。昨日もさっさとホームの列に並んだ。ホームに入って来た電車から客が下車し終えると今度は乗車客が電車へと乗り込む。さっさとしないと空席は無くなっていく。まぁ、だいたいいつも座れるのでそんなに必死になる事もないのだが。しかし、この日の朝はちょっと違った。

電車に乗り込むと、目に止った空席があったのでそこへ座ろうと思い足を進めた。すると、一つ先のドアから入って来たサラリーマンと思われる男性がスゴイ勢いで進んで来てその席に辿り着き腰を下ろしてしまった。まるで椅子取りゲームの様だった。8-O 空席への距離は私の方が近かったのだ。(と、思う) けれども、サラリーマン風男性が座りたい一心で突進してきてその席に先に座ってしまったのだ。そのあまりにすばやい椅子取り突撃に、私は思わず『え~~~~~~~~~~~~?』と、驚いたわよ。

心の中で、『だよね~ ここはレディファーストの国じゃないもんね~ は~』と溜息。

通路を譲ってくれたり、出会いがしらの自動ドアで先を譲ってくれたりする男性なんていないもんね~この国には~ 『あきらめ~』:lol:

でも、あまりに、『え~~~~~~~~~?』と思ったものだから、顔にもその『え~~~~~~~~~~?』が出てしまっていたのだと思う。椅子取りゲームで椅子を獲得した男性は、私の顔を見ると、『ハッ』とした表情になり立ち上がった。そして、「どうぞ」と、私に言った。男性は私よりも何歳か年上に見えた。おじさんである。まぁ、私だって若くはないさ。70、80位の方から見ればまだまだ若いと言われる年齢だが、無理は禁物の年代さ。年齢順に座るとすれば、このおじさんが座るのも当然だけど。出来れば座って行きたいさ。

その『八ッ』とした顔になった椅子取りおじさんは恥らってしまっていた様子。私が、「いえ、どうぞ」と、言い返す間に立ち上がった椅子を離れてそそそっと何処かへ行ってしまった。またもや違った意味で『え~~~~~~?』と、私が思っていると、今度はまた全くの別人がその空いた席を狙って座ってしまおうとしている様子が目に入った。

こればかりは阻まねばならない!と、咄嗟に思った私は即座にその席に腰を下ろした。この短い時間の間に起きた『え~~~~~~?』の劇場を何も無かった様に横取りされては心が治まらない。そんな心境になった。

椅子に座ると、先程の椅子取りゲームのおじさんの姿はすっかり何処かに消えてしまっていた。とんだ椅子取りゲームであった。

この日の朝の椅子取りおじさんは、座りたい一心であったのだと思う。今は座る事が全て~みたいな。だが、ハッとして私に席を譲り渡してしまったおじさんは、座る事が全ての世界から私の当惑に気付いた。あらら。いい方であったのだと思う。もしや、私の顔が恐ろしかったのか?:mrgreen:

人によっては、そのまま座り続けることだって普通にあるだろう。

『お殿様の国だからさ~』

旅先のヨーロッパ等でエレベーターを出る時等、男性に先を譲られる。重い荷物等を電車等の網棚へ乗せようとすれば、さっと近くの男性が助けてくれる。レディファーストの国。

つい、レディファーストに慣れてしまったりすると、この国では溜息を吐くことになる。

レディファーストのはじまりが男尊女卑の習慣に行き着くという話もあるが、私は何故か西欧のレディファーストは聖母マリアによるものの様に感じてならない。教会にあるマリア様の像。それを見て育つ西欧文化。

そして、ここ日本ではお殿様文化の名残が今もあるんじゃないかな~なんて思う。

ドアの向こうには敵がいるかも知れない・・・とか、食事に毒が盛られているかも知れない・・・とか、男と女、どっちが先に進むかでどっちが犠牲にならなくて済むとか、そんな昔の文化的背景や歴史背景を考えに入れないとして、

やっぱり、すんなり道を譲ってもらったりするのがいいな~と、思う。だって、スーパーで買い物した帰り、こっちは重い買い物袋下げてるのに自動ドアで出会ったりするとズンズン進んでくるおじさんとか多いんだもの~:-x

レディファーストは、臨機応変にお願いしたい。

 

今日の一句

もう既に 栗が出てるよ 蝉焦る

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